ARTICLE SUMMARY
複数モールの受注処理は、モールの種類に合わせて方法を分けることが重要です。
注文処理、配送方法の判断、ピッキング、梱包、送り状処理、出荷通知は毎日発生します。件数が増えるほど無駄な作業が人件費と作業時間に影響するため、工程ごとに整理して改善しています。
ORDER INTAKE
複数モールの受注処理は、大きく3種類に分かれます
モールごとにCSVやAPIの有無、匿名発送の仕組み、注文取得方法が異なります。そのため、すべてを同じ方法で処理するのではなく、種類ごとに受注取得方法を分けています。
| 分類 | 主なモール例 | 弊社の処理方法 |
|---|---|---|
| CSV / API対応 | Yahoo!ショッピング、楽天市場、Amazonなど | 主にCSVを直接取り込み、統一変換とチェック |
| CSV / API非対応 | ヤフオク、メルカリ、フリマなど | 画面上の文字情報を自動で取得・整理し、社内用納品書を自動生成 |
| 匿名発送 | 匿名発送に対応するモール | 仮納品書を作成し、他の注文と同様に社内管理 |
CSV PROCESSING
課題1:モールごとに受注データの形式が異なる
CSV / API対応モールについて、弊社では主にCSVファイルを使っています。利用コストがかからないことが多く、内容を確認・修正しやすく、モールが変わっても考え方を流用しやすいためです。
- 住所の番地、郵便番号、建物名、部屋番号を確認
- 商品サイズ、重量、数量から配送方法を分類
- 同一顧客の複数注文と同梱候補を判定
- 売上、在庫、商品別販売数、発注判断へ利用
CSV / API非対応モールと匿名発送モール
CSV / API非対応モールでは、注文画面上の文字情報を自動で取得・整理し、社内用納品書を自動生成します。匿名発送モールも仮納品書を自動生成し、他の注文と同様に社内システムへ取り込んでいます。
SHIPPING COST
課題2:注文ごとに最適な配送方法を決める
小型商品ECでは、送料が利益率に大きく影響します。特定の配送方法だけに固定せず、価格、配達速度、追跡、厚さ、補償、処理負担を見ながら使い分けます。
| 配送方法 | 主な特徴と注意点 |
|---|---|
| 定形外郵便 | 送料は安いが、追跡がなく、配達日数や未着問い合わせも考慮が必要 |
| ネコポス | 価格と速度のバランスを取りやすく、現在は弊社の中心的な方法 |
| クリックポスト | 料金は使いやすいが、前払い処理を大量に行う場合は自動化が重要 |
| ゆうパケット | 追跡がある一方、厚さ区分が明確で条件が厳格 |
| レターパックプラス | 全国一律600円で、北海道・沖縄・離島などで有利になる場合がある |
追跡番号も事前にシステムへ登録し、現場では順番どおりに使います。出荷通知時もCSVや定型文を使って一括処理し、全プラットフォームの出荷通知をおおよそ10〜15分で終えられる状態にしています。
PICKING & LABELS
課題3:ピッキングと送り状貼付を効率化する
ハンディターミナル、QRコード、デジタルピッキングは正確性を高める方法ですが、読み取り作業や導入コストが負担になる場合があります。弊社では、納品書ベースの紙ピッキングを採用しています。
- 各棚に棚番を付ける
A01〜Z99のように棚位置を定義します。
- 納品書を棚順・商品分類順に整理する
商品分類、棚番号、商品種類ごとにシステムで並べます。
- 納品書へ棚番と商品画像を追加する
担当者は分類済みの納品書を持って倉庫を一周し、商品を集めます。
送り状PDFを分割し、情報を取得して納品書PDFと対応付けます。納品書には棚番、商品画像、発送方法、送り状ページ番号、同姓・類似氏名への注意を印字します。
一体型伝票との紙コスト比較例
| 方法 | 1日1,000件 | 30日間 |
|---|---|---|
| 一体型伝票 1枚30円の場合 | 30,000円 | 900,000円 |
| 普通紙 1枚約0.5円の場合 | 500円 | 15,000円 |
実際のコストは印刷環境や用紙条件によって変わります。ここでは紙コストの差を説明するための計算例です。
RESTOCK MONITORING
課題4:CSV / API非対応・無在庫型モールの再出品
CSV / API非対応モールでは、売れた後の補充が遅れると販売が止まります。特に19時〜21時は売れやすい一方、通常業務は18時までのため、人手だけでは販売機会を逃しやすくなります。
対象モールを継続監視し、商品が売れたら補充処理を行います。プラットフォーム側へ負荷をかけにくい運用を意識しながら、販売中断をできるだけ減らしています。
DAILY OPERATION
現在は毎日2回出荷し、当日出荷締切は14時です
複数モールを同時に運営していても、受注取り込み、配送方法判定、ピッキング、送り状貼付、出荷通知、再出品・補充対応を分解して整理すれば、手作業を大きく減らすことができます。
CONSULTATION
複数モールの受注処理・出荷業務を見直しませんか?
注文CSVの取り込み、配送方法の自動判定、納品書と送り状の照合、ピッキング、出荷通知など、現在の業務フローに合わせた改善方法をご提案します。
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